2010年07月30日

カスタムシートについて

久しぶりの投稿です。

今回は弊社のカスタムシート
「ワイバンコンフォートシート」のご紹介です。

そのなかでも
特に最近よくご相談いただくのがBMWのシートです。

[R1200GS用ワイバンコンフォートシート]
R1200GS.jpg

やはりBMWに乗られる方は
かなり距離を走るツーリングが前提になっていて、

・ロングツーリング時の疲労軽減
・足付き性の向上
・タンデムシートの快適性追求

このような要望が中心になっています。

[K1200S用ワイバンコンフォートシート]
K1200S.jpg

お客様の要望を集約すると上記の様になるのですが、
シートと言うのは体を支え、体に直接触れるパーツです。
従って、お客様の体型が非常に重要になってきます。

ですのでシート製作の打ち合わせでは
必ずお客様の身長と体重をお聞きするようにしています。

シートのご相談は、全て代表の樋渡が直接お受けしているのですが、
お客様と直接電話でお話しさせていただいて、
電話とあわせてFAXでイメージ画のやり取りをしたり、
メールで画像のやり取りをしたり、
一人ひとりのお客様と個別に打ち合わせをした上で
シートの製作にとりかかります。

そしてご要望の形状や高さにあわせていく中で、
打ち合わせでお聞きした身長・体重のデータを
細かな仕様や、素材選びに反映していきます。

[R1200RT用ワイバンコンフォートシート]
R1200RT.jpg

素材についても、
弊社の広告には「ハイグレードな高密度ウレタンを使用」と
端的な言葉で書いておりますが、
実際はいくつもの素材を何層かに使い分けることで
快適かつ高性能なシートを作り上げています。

跨った瞬間の感触や
実際に走り出してからの感触・安定感
長時間走り続けた場合の快適性。

文字だけで表現するのは簡単ですが、
そのどれもが実際に体感しなければ解らない要素です。

また、さまざまな体型の方の意見もリサーチしています。
樋渡のツーリング仲間に実際に使用してもらい、
一緒にツーリングで走りながら使用感の意見を聞く。

こういった作業を何度も繰り返し、
何人ものユーザーさんの意見を吸い上げることで
膨大な量のデータが蓄積されています

こういった内容を総合して考えると…、
カスタムシートの量産化が非常に難しい事がわかります。

[R1150GSアドベンチャー用ワイバンコンフォートシート]
R1150GS.jpg

そんなワイバンコンフォートシートのオーダーですが、
BMWの新旧問わずどんな車種でもカスタムオーダー可能です。
R80GSやR100Rなど、古くなって破れてしまったシートでも
シートベース(一番下層の樹脂の部分)がしっかりしていれば
どんな車種でもカスタム可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。

BMW中心に書きましたが、国産車ももちろんOKです。
製作費用は加工内容によって様々ですので
シートのカスタムをお考えのお客様は、ぜひ一度お電話ください。


なお、今週末はBMWの国内最大のイベント
BMWバイカーミーティングin白馬2010
にアールズギアブースを出展します。
アクティブコンフォートブランドの削りパーツの展示・販売と
カスタムシート相談会を開催します。

ブースには樋渡と私がおりますので、
ぜひシートのお悩みやご相談を樋渡に直接ぶつけてみてください!

多数のご来場をお待ちしております。
会場にいらっしゃる方は、道中気を付けてお越しください。


それでは白馬でお会いしましょう。




WEB・広報担当:J


BMWバイカーミーティングin白馬2010

アールズギアホームページ
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2010年05月13日

R1200GSハンドルブラケット(2008〜モデル用)

本日はBMW、R1200GS用のハンドルパーツをご紹介します。

ここ数年、国内のBMWの売上の中で一番のシェアを占めているのが
R1200GS、R1200GSアドベンチャーです。

そのGSモデルですが、欧米人向けの設計がされているので
ライディングポジションがツライという話をよく聞きます。
アールズギア代表の樋渡もR1200GSアドベンチャーに乗っていますので
そのあたりの感覚はよく知っています。

そこでご紹介するのがこのパーツです。
アクティブコンフォート、R1200GS用(2008〜モデル用)
「ハンドルブラケット」

BB07-HB01_101.jpg

ノーマルと比べて38mmバック(手前)し、15mmアップさせられます。

本来ゆったりとした姿勢で乗るべきGSですが、
ハンドルが遠く感じるために、若干背中が前方に伸びてしまい、
ツーリング時などには疲れを感じやすいものです。

ハンドルを手前に38mm引き寄せることで
ライディングポジションが大幅に改善されます。

極端な表現かもしれませんが、実際に跨った時の第一印象は
「肘掛け付きのソファーに座って、ふと手を置いた自然な位置にハンドルがある」
と言った感じです。


スペックは下の画像の様になっています。
BB07-HB01-000.jpg

また、15mmアップする設定になっていますが、
これは真っすぐ手前に寄せるとハンドルがタンクに干渉してしまうのを防ぐために
15mmという距離を設定しました。

「アップ?!」という文字だけみると、
「これ以上ハンドルまで高くなったらとても乗れないのでは?」
といった質問を頂くことがあるのですが、
これはハンドルをクランプする際にハンドルを少し手前に倒してあげるだけで
十分に解消することができますので問題ありません。


また、このハンドルブラケットには
ライダーでなければ絶対に気づかないようなギミックが盛り込まれています。

BB07-HB01-001.jpg

ポイント@/A
太陽の反射を防ぐために付けられた切削模様とボルト部の穴
BB07-HB01-002.jpg

ポイントC
ブラケットボディに設けられた水抜き穴
BB07-HB01-003.jpg

ポイントB/D
クランプ部の溝と穴、そしてエンブレム
BB07-HB01-005.jpg


細かな点ではありますが、
いざ、使い始めると気になるであろうポイントを
しっかりとクリアしています。

マフラーはもちろん、こういった商品を開発する際、
樋渡自らが企画・テストを全て行うのですが、以下の様な流れで製品化されていきます。

@まず、ポジションのデータや全体的なルックスを大まかに設定し試作品を作る。

A試作品の制作 → テスト → 改良 → テストを繰り返してポジションの微調整やルックスの改良を行う。

Bほぼ最終形ができたところで実際にツーリングで使用し、最終確認を行う。

Cツーリングテストで気づいた点をすべて改良し、再度テスト。
 (ここがかなり重要です。)

D製品化され発売。


文字だけで書くと一連の作業は簡単に思えるかもしれませんが、
製品化されるまでにはとてつもない時間を要します。

ミリ単位でポジションを修正するのは当然ですが、
本体の面取り量など、見た目の高級感やカッコよさを左右する
細かな部分にも驚くほど時間をかけます。

ライダーであるお客様に使ってもらう商品なので、
樋渡自身がライダーとしての厳しい目で見て、全ての商品を造っています。
そんな商品は机の上やパソコンの画面上だけの設計図では作れませんよね。

いい舌をもった料理人でないと美味しい料理が作れないのと同じで
一人のオートバイ乗りとして、オートバイに乗ることで商品を作り上げ、
ライダーに気に入ってもらえる商品を作る。

あたりまえのことではありますが、これがアールズギアのモノ造りです。


そんな過程から生まれたR1200GS用ハンドルブラケット、
ぜひ試してみてください。



★商品の詳細はアールズギアHPをご覧ください 
 ↓ ↓ ↓ ↓
http://www.rsgear.co.jp/ac_bmw_gs.html 


※この商品は2008年モデル以降のR1200GS専用品です。
 04〜07モデル専用品もラインナップしておりますのでHPをご覧ください。



WEB・広報担当:J



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2010年04月28日

1400GTR、ハンドルスペーサー

最近売上が好調な商品があります。

昨年立ち上げた新ブランド「アクティブコンフォート」からリリースしている

カワサキ1400GTR用「ラクポジ」ハンドルスペーサーです。

BK18-HB01_102.jpg

少し前に発売開始したので新商品というわけではないのですが、
ここにきて売上が伸びてきました。

こういう機能パーツは、発売と同時に大ヒットという売れ方はあまりしません。
買っていただいたお客様のインプレや感想が少しづつ広がって
それが口コミで広がって徐々に売れて行くという性質の商品です。

BK18-HB01_101.jpg

欧米の客層を意識した大柄な車体の1400GTRは
ルックスの重量感に反してとても軽快でツーリング性能だけでなく
非常に高いスポーツ性能をも持ち合わせたオートバイです。

800_k_1400GTR10_1.jpg

2007年の発売と同時にいち早くマフラーを開発・発売した我々ですが、
乗ってみると気になる部分がありました。

それは「ポジション」です。

ハンドル形状などを見ると、一見楽そうに感じるのですが
跨るとややハンドルが遠くて体を前に近づけざるをえないポジションです。
それを解消するために開発したのが「ラクポジ」ハンドルスペーサーです。

BK18-HB01_103.jpg

スペックは図のとおりになるのですが、
「ラクポジ」ハンドルスペーサーには快適なポジションを得るための秘密があります。

厚みのある板を挟み込むだけの一般的なスペーサーでは
板厚の分だけ斜め上にハンドル位置が移動するだけです。

それに対し「ラクポジ」ハンドルスペーサーは
スペーサーを二枚構造にし、よりハンドルを手前に寄せるために

スペーサーに5度の角度をつけました。

これによってハンドルを上げ過ぎることなく、手前に近づけることを可能にしているのです。
(※スペーサーは一枚では使用できません)


IMG_0527.jpg

アールズギアHPのトップページに使われている写真ですが、
こういった商品のアイデアは実際にツーリングに出かけることで生まれす。
(HPに使われている写真に写っているのはほとんどアールズギアのスタッフです)


ロングツーリング生まれのツーリングライダー向けの商品、

1400GTR用「ラクポジ」ハンドルスペーサー
ツーリングがさらに快適に、更に楽しくなることは間違いないですよね。

★★1400GTR「ラクポジ」ハンドルスペーサー★★
・1400GTR全年式に適合(2010年モデルにも適合します)
・本体価格¥18,900(税込¥19,845)




さて、いよいよゴールデンウイークがやってきます。
今日から気温も上がって絶好のツーリングシーズンがやってきましたね。

代表の樋渡も商品テストと開発を兼ねたツーリングに出かけます。
私たちスタッフもそれぞれにツーリングの予定を立てています。

安全運転を心がけて楽しいGWツーリングにしたいものですね。



商品の詳細はアールズギアホームページをご覧ください。






WEB・広報担当:J



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posted by WYVERN at 17:46| 商品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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