ここ数年、国内のBMWの売上の中で一番のシェアを占めているのが
R1200GS、R1200GSアドベンチャーです。
そのGSモデルですが、欧米人向けの設計がされているので
ライディングポジションがツライという話をよく聞きます。
アールズギア代表の樋渡もR1200GSアドベンチャーに乗っていますので
そのあたりの感覚はよく知っています。
そこでご紹介するのがこのパーツです。
アクティブコンフォート、R1200GS用(2008〜モデル用)
「ハンドルブラケット」

ノーマルと比べて38mmバック(手前)し、15mmアップさせられます。
本来ゆったりとした姿勢で乗るべきGSですが、
ハンドルが遠く感じるために、若干背中が前方に伸びてしまい、
ツーリング時などには疲れを感じやすいものです。
ハンドルを手前に38mm引き寄せることで
ライディングポジションが大幅に改善されます。
極端な表現かもしれませんが、実際に跨った時の第一印象は
「肘掛け付きのソファーに座って、ふと手を置いた自然な位置にハンドルがある」
と言った感じです。
スペックは下の画像の様になっています。

また、15mmアップする設定になっていますが、
これは真っすぐ手前に寄せるとハンドルがタンクに干渉してしまうのを防ぐために
15mmという距離を設定しました。
「アップ?!」という文字だけみると、
「これ以上ハンドルまで高くなったらとても乗れないのでは?」
といった質問を頂くことがあるのですが、
これはハンドルをクランプする際にハンドルを少し手前に倒してあげるだけで
十分に解消することができますので問題ありません。
また、このハンドルブラケットには
ライダーでなければ絶対に気づかないようなギミックが盛り込まれています。

ポイント@/A
太陽の反射を防ぐために付けられた切削模様とボルト部の穴

ポイントC
ブラケットボディに設けられた水抜き穴

ポイントB/D
クランプ部の溝と穴、そしてエンブレム

細かな点ではありますが、
いざ、使い始めると気になるであろうポイントを
しっかりとクリアしています。
マフラーはもちろん、こういった商品を開発する際、
樋渡自らが企画・テストを全て行うのですが、以下の様な流れで製品化されていきます。
@まず、ポジションのデータや全体的なルックスを大まかに設定し試作品を作る。
A試作品の制作 → テスト → 改良 → テストを繰り返してポジションの微調整やルックスの改良を行う。
Bほぼ最終形ができたところで実際にツーリングで使用し、最終確認を行う。
Cツーリングテストで気づいた点をすべて改良し、再度テスト。
(ここがかなり重要です。)
D製品化され発売。
文字だけで書くと一連の作業は簡単に思えるかもしれませんが、
製品化されるまでにはとてつもない時間を要します。
ミリ単位でポジションを修正するのは当然ですが、
本体の面取り量など、見た目の高級感やカッコよさを左右する
細かな部分にも驚くほど時間をかけます。
ライダーであるお客様に使ってもらう商品なので、
樋渡自身がライダーとしての厳しい目で見て、全ての商品を造っています。
そんな商品は机の上やパソコンの画面上だけの設計図では作れませんよね。
いい舌をもった料理人でないと美味しい料理が作れないのと同じで
一人のオートバイ乗りとして、オートバイに乗ることで商品を作り上げ、
ライダーに気に入ってもらえる商品を作る。
あたりまえのことではありますが、これがアールズギアのモノ造りです。
そんな過程から生まれたR1200GS用ハンドルブラケット、
ぜひ試してみてください。
★商品の詳細はアールズギアHPをご覧ください
↓ ↓ ↓ ↓
http://www.rsgear.co.jp/ac_bmw_gs.html
※この商品は2008年モデル以降のR1200GS専用品です。
04〜07モデル専用品もラインナップしておりますのでHPをご覧ください。
WEB・広報担当:J
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