”80年代風”とはずいぶんザックリとした言い回しですが、
これは日経ビジネスに掲載された記事のタイトルです。
内容はCB1100の売上が好調ということで
その要因を探るべく、年齢層や価格帯、購買客層などについて書かれています。
ご存知の方も多いと思いますが、CB1100は年間販売目標4,000台に対して
3月末の発売から2カ月程度で3,000台を売り上げてしまうという
オートバイ業界にとっては久しぶりのスマッシュヒットアイテムになっています。
BIGバイクカテゴリーでずっと首位の座をキープしてきた
CB1300の年間販売台数が年間2,000台前後、
スクーターを除くカテゴリーで不動の首位をキープしてきた
CB400が年間4,000〜5,000台なので
CB1100の販売台数がいかに凄いものかお分かり頂けると思います。
そしてこの記事にはこうあります。
「リターンライダー層を狙ってホンダが開発したCB1100」
ここ数年ですっかり定着したリターンライダーという言葉ですが、
CB1100のヒットやはり「リターンライダー」が新規購買層となったのでしょう。
これまで販売されている国産BIGバイクと言うと、
どの機種もかなり高性能で車体も大きく、万人が乗れるというものではありませんでした。
そう考えるとCB1100はサイズ的にもコンパクト&スリムで、
ぱっと見にもビュンビュン飛ばさなくても良さそうなスタイルをしている点が
新規リターンライダーの目に留まったのでしょう。
この様な点をとらえると、二輪界に新しい風が吹いてきているように思います。
上に書いたように「80年代風」と言うほど簡単な理由ではないと思いますが、
70〜80年代のテイストも持ち合わせたオートバイらしいスタイルと
車体サイズ、そして100万円を切る価格帯。
リターンライダーと言われるお父さん世代だけでなく、
こういう新しい風をバイク離れした若い世代にも感じてもらえると
オートバイ業界に身を置く者としてはとても嬉しいことなんですけどね。
そして、CB1100やW650(Wも排気量アップしてリニューアルデビューが噂されていますね)
といったスタンダードなカテゴリーで
30年を超える長きに渡って人気を維持しているオートバイがありますよね。
そう、ヤマハSR400です。
そのSR400用のマフラーを現在開発中です。

写真ではまだプロトタイプですが、
インジェクション化されて改めてデビューしたSR400用のマフラーを発売予定です。
フルエキとスリップオンの2タイプをキャブトンタイプサイレンサーで
ワイバンクラシックから発売する予定にしています。
もちろんCB1100やW650と同様に新規制適合の車検対応です。
アールズギアとしても高品質で安心してご使用いただける
満足度の高いマフラーやパーツを続々とリリースして
「オートバイを所有する、そしてカスタムする」という
大人の健全な楽しみをたくさんの方に感じていただくことで
この二輪界に吹く新しい風を更に強いものにできたらと強く思います。
オートバイに乗る人がもっともっと増えたら、
一人のオートバイ乗りとして、純粋にとても嬉しいです。
それはそうと、今年の梅雨は比較的雨が少ないようですが、
ホント梅雨明けが待ち遠しいですよね。
WEB・広報担当:J
アールズギアHP→http://www.rsgear.co.jp/