2010年06月28日

二輪界に新しい風。

「80年代風で大型二輪復権」

”80年代風”とはずいぶんザックリとした言い回しですが、
これは日経ビジネスに掲載された記事のタイトルです。

内容はCB1100の売上が好調ということで
その要因を探るべく、年齢層や価格帯、購買客層などについて書かれています。

ご存知の方も多いと思いますが、CB1100は年間販売目標4,000台に対して
3月末の発売から2カ月程度で3,000台を売り上げてしまうという
オートバイ業界にとっては久しぶりのスマッシュヒットアイテムになっています。

BIGバイクカテゴリーでずっと首位の座をキープしてきた
CB1300の年間販売台数が年間2,000台前後、
スクーターを除くカテゴリーで不動の首位をキープしてきた
CB400が年間4,000〜5,000台なので
CB1100の販売台数がいかに凄いものかお分かり頂けると思います。

そしてこの記事にはこうあります。
「リターンライダー層を狙ってホンダが開発したCB1100」
ここ数年ですっかり定着したリターンライダーという言葉ですが、
CB1100のヒットやはり「リターンライダー」が新規購買層となったのでしょう。

これまで販売されている国産BIGバイクと言うと、
どの機種もかなり高性能で車体も大きく、万人が乗れるというものではありませんでした。
そう考えるとCB1100はサイズ的にもコンパクト&スリムで、
ぱっと見にもビュンビュン飛ばさなくても良さそうなスタイルをしている点が
新規リターンライダーの目に留まったのでしょう。


この様な点をとらえると、二輪界に新しい風が吹いてきているように思います。
上に書いたように「80年代風」と言うほど簡単な理由ではないと思いますが、
70〜80年代のテイストも持ち合わせたオートバイらしいスタイルと
車体サイズ、そして100万円を切る価格帯。

リターンライダーと言われるお父さん世代だけでなく、
こういう新しい風をバイク離れした若い世代にも感じてもらえると
オートバイ業界に身を置く者としてはとても嬉しいことなんですけどね。

そして、CB1100やW650(Wも排気量アップしてリニューアルデビューが噂されていますね)
といったスタンダードなカテゴリーで
30年を超える長きに渡って人気を維持しているオートバイがありますよね。


そう、ヤマハSR400です。

そのSR400用のマフラーを現在開発中です。

SR_plot-type.jpg

写真ではまだプロトタイプですが、
インジェクション化されて改めてデビューしたSR400用のマフラーを発売予定です。
フルエキとスリップオンの2タイプをキャブトンタイプサイレンサーで
ワイバンクラシックから発売する予定にしています。
もちろんCB1100やW650と同様に新規制適合の車検対応です。

アールズギアとしても高品質で安心してご使用いただける
満足度の高いマフラーやパーツを続々とリリースして
「オートバイを所有する、そしてカスタムする」という
大人の健全な楽しみをたくさんの方に感じていただくことで
この二輪界に吹く新しい風を更に強いものにできたらと強く思います。

オートバイに乗る人がもっともっと増えたら、
一人のオートバイ乗りとして、純粋にとても嬉しいです。



それはそうと、今年の梅雨は比較的雨が少ないようですが、
ホント梅雨明けが待ち遠しいですよね。




WEB・広報担当:J


アールズギアHP→http://www.rsgear.co.jp/


posted by WYVERN at 18:42| 新商品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月11日

CB1100マフラー完成。

ついに完成しました。

プロジェクトCB1100第2弾、
CB1100用オールチタンマフラー

ワイバンforCB1100

まずは写真をご覧ください。

CB1100プロトタイプ01.jpg

CB1100プロトタイプ02.jpg

アールズギアがお贈りするCB1100用マフラーのコンセプトは
ノーマルの美しいスタイリングを更に引き立てる、
上質且つ、今風(いまふう)でクラシカルなマフラー、

ヒトコトで言うと、

「Modern Classical」〜モダンクラシカル〜

φ42.7の手曲げフロントパイプから、4-2-1と集合させて、
チタンポリッシュのメガホンタイプサイレンサーへと繋がっています。

ただ、クラシカルと言ってもそれはスタイリングの話。
性能的には当然ながらアールズギアのノウハウを最大限に詰め込み、
CB1100のフィーリングにぴったりの味付けを施しました。

グラフ.png

パワーグラフを見ていただいてもわかるのですが、
低速〜中速〜高速まで、全域にわたってしっかりと
パワーもトルクも上乗せされています。

このフラットなパワー特性はノーマルよりも格段に扱いやすく、
ノーマルでの走行時より、1速高いギアで走ってもパワフルかつ軽快に走ることができます。


気になるマフラーサウンド…、
言葉で表現するのは難しいのですが、
水冷のCB1300とは明らかに違う空冷4発の乾いた図太い音と言いますか…、
言葉で説明すると誤解を招く可能性があるので詳しく説明するのは控えておきます。


そしてもちろん平成22年新騒音規制に適合した車検対応で、
政府認証プレートがついた安心なマフラーです。


最後に発売予定日ですが、
7/中旬に全国一斉販売を予定しています。

全体の設計・開発が終わり、排ガス試験、加速騒音試験をパスし
これから発売に向けて急ピッチで生産を進めていきますので
7月中旬まであとしばらくお待ちください。

なお、今回のブログにアップした画像は

あくまでもプロトタイプです。

現時点ですでに数か所の細かな変更が決定しております。
全体的なスタイリングはほぼこのままですが
くれぐれもプロトタイプということでご理解ください。




以上、取り急ぎではございますが、CB1100用マフラーの完成レポートでした。




WEB・広報担当:J



アールズギアHP → http://www.rsgear.co.jp/



posted by WYVERN at 18:06| 開発中商品情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

新商品や雑誌の取材や…。

前回の投稿から少し時間が空いてしまいました。
久しぶりの投稿です。

5月が終わり、今年ももう6月がスタートしてしまいました。
例年であれば徐々に梅雨入りが始まる時期ですが、
今年はこのところ快晴続きですね。

この時期は毎年春〜夏にかけて弊社工場が一番忙しくなります。
今年もCB1300ST、1400GTRなどの新商品はもちろんのこと
さまざまな量産品の生産で工場はフル稼働しています。


そんな中、オートバイ関係の雑誌社の方々がよく取材に来られます。
マフラー記事の取材だったり、シートや削りモノの取材だったり、
その取材内容は様々です。

つい先日は「培倶人」スタッフの方々が取材に来られていて、
先日発売された「培倶人」に掲載された

「大人の工場見学」
の記事でアールズギアのマフラーが造られていく工程を取材していただきました。

培倶人取材002.jpg

こういった取材をしていただくのは取材される側の私たちにも
非常にいい効果があります。
日ごろはほとんど表舞台には出ない製造工程の雰囲気や写真が雑誌の誌面に載ることで、
自分たちの仕事により一層の緊張感や責任を感じることもありますし、
美しい商品はやはり美しい現場からでないと生み出されないものだと思います。
いつ取材を受けてもいいように工場内を整理整頓するといった習慣も生まれます。

なによりも自分たちが一生懸命作った製品が雑誌に載るということは
モノ造りに携わる者にとってとても嬉しい事ですよね。

培倶人取材001.jpg



そして取材を受けている樋渡の後ろに映っているCB1100。
着々と発売に向けて準備が進められています。

開発から発売にあたっては実走テストやシャーシテストはもちろん、
排ガス検査、加速走行騒音試験、様々な手順を経て
全ての項目をクリアして初めて製品として発売されます。

そして、発売される完成形に限りなく近いものが出来上がっています。
その写真がこれです。

CB1100-1.jpg

先日の日曜日、
樋渡がこの完成間近のCB1100テストライディングを行いました。

テストと言っても通常は丸一日を費やして走ったりはしないのですが、
この日は天気が良かったせいもあったのか
半日程度のつもりが、丸一日で500kmも走ったそうです。
その感想はとてもストレートでシンプルなものでした。

「CB1100はどこまでも走りたくなるぐらい気持ちがいいね〜♪」

だそうです。

休みのたびにBMWで長距離を走りまくってる樋渡が
CB1100のテスト走行で1日に500kmも走るなんて…。
しかもカウルのないネイキッドモデル、ビックリです。

低回転から高回転までスムーズでトルクフルなエンジン性能、
18インチならではのクセのない軽快な操作性と
安定したコーナリングが抜群にマッチして

「これぞネイキッドモデルだ」という楽しさがたっぷり詰まった
最高にオートバイらしいオートバイ。

CB1100はそんなオートバイなんですね。

その感想を穏やかながらも興奮気味に話す樋渡を見て
私もCB1100に乗ってみたくなりました。
さんざんいろんなオートバイに乗ってきた樋渡が
ここまで楽しめるCB1100、楽しみです。

現時点ではまだ上の写真しかアップできませんが、
CB1100らしいスタイリングの

「扱いやすく、パワフルで、美しいマフラー」
が完成間近ですので、ぜひご期待ください。




★文面と関係はありませんが…。

先日のイベントで培倶人でおなじみのモンちゃんと記念撮影。

モンちゃん.jpg





WEB・広報担当:J



posted by WYVERN at 19:17| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。